絶対ここに住んじゃうもんね!!ーギリホリ女子のオーストラリア赤裸々生活ー

ギリホリでオーストラリアワーホリに飛び込んだHIROが永住権を取るまでの道のり

海外に行ってみよう!でもどうやって?

『そうだ、海外に行こう!』

 

と、決意をしたものの、一体どうやってどこに行けばいいのやら全然わからなかった。

2005年の話です。まだスマホもなければ、インターネットは制限だらけだった時代。

Wifiもあんまりなくて、ネットをするのは学校か家かネットカフェ。

懐かしい~。ネットカフェに行って、ネットがめっちゃ使えるのでびっくりしたもん。

ガラケーでネットを使いすぎたらあっという間にものすごい金額を請求されちゃう時代でした。

今なら「ぐぐれば」という所なのですが、当時の情報の得かたって違ったよね。

なので、まず私は本屋さんに行きました

本屋で、『海外』のコーナーに行くわけですよ。

そんでもって、『海外に住むには』みたいな本をかたっぱしから読みました。

意外と高いからさ。買いたくなくて。

学生の頃からコールセンターでバイトしたりしてて、海外に行って、帰国してバイトしてまた行くんです!みたいな人には会ったことあったけど、まさか自分がそうなるとは。

なんだか、まだ行ってもいないのに、特別な事をしている感で高揚。

なんかいろんな体験談とか読んだり、どこの国に行けそうとか考えたり。

ちなみに、青年海外協力隊も受験した。

そして、あっさり書類で落ちた。手に職もないしね。そういうのは無理かもと思い直す。

 

『でも、私やっぱり自信ないかも…。そして面倒くさそうかも…。』

なんと、だんだんとこんな気持ちが増えてくる私。

ワーホリ体験談とか、なんでこんな事一人でできるのか全然わからん。楽しそうだけど、こんな事できる気がしない。

なんだか調べれば調べるほど、緊張で気持ちがしぼんでしまう…。そんな日々。

 

『いやいや、でもこの生活してられんし。がんばらないと。』

日本語を教えたいという気持ちがあって、しかも小学生くらいの子供が大好きだったから、インターンシップみたいので、お金を払って何か月とかで行ってみようかなと思い始める。

なんとなくアメリカよりイギリスの方がいいかなと思い始める。

アメリカには興味はあったけど、なんか怖いし、なんかミーハーな感じがして踏み込めなかった。イケてる子が行くっていうイメージ?

イギリスの方が大人しそうだし、なんか落ち着いて行けそうな気がした。

でもどんな国にどんなビザで行けるとか全然わからんし、ネットで調べるとそういう団体があるんだけど、お金も結構かかるし慎重に決めたい。

昔そういうので騙された事があって、なんか騙されそうな気がして怖い。

 

あ~、もう~、どうしよう!!!!!

 

そんな時、近所の駅の掲示板にポスターが貼ってあるのに気づいた。

どんなポスターだったか全然覚えてないけど、海外に行きませんか?みたいのだったのね。

私の最寄駅は千葉駅だったんだけど、そこから4駅くらい先の駅に、その事務所はあった。

今ならLINEとかで、なんか気楽にすぐ連絡ってとれるじゃないですか。

でも、その当時はメールも主流じゃないっていうか、何だったんだろう。電話したのかなあ。よく覚えていないけど。

ポスターを見てから、実際に連絡とれるまでにもめっちゃ時間かかったし、リーダーの割には人見知りの私は、一歩踏み出すのにすっごい勇気がいったんです。

何せ自分に自信がないから、『こんな私が行っても邪険にされるんじゃないか』とか、『すごくよくしてくれるのは、私にお金を出させようとしているんじゃないか』とか思っちゃう。

実際にそういう事ってあるじゃないですか。

さっきも書いたけど、ちょっと騙されチックになった事があって。金もないのに矯正下着を買ったりさ。デブだから鴨になっちゃった訳。

別に品物が悪かった訳じゃないけど、あきらか予算オーバーの下着を特注で買ってしまったんですよ。ローンを組んで。

なんか、だから、余計にかわいいとかかっこいいとか、そういう人が良くしてくれる事に対して卑屈な気持ちがあったと思う。

対面でものを勧められると断れないし。

 

『でも、ここまで来たら行くしかない。気持ちを強くもって、嫌だったら断ろう!!』

結局、自分で探して切り開く勇気も自信もない私は、たいして他のエージェントさんも調べもせずに、その留学センターへと行ってみる事にした。

行くだけでもすごい勇気だった。大きな一歩だった。