絶対ここに住んじゃうもんね!!ーギリホリ女子のオーストラリア赤裸々生活ー

ギリホリでオーストラリアワーホリに飛び込んだHIROが永住権を取るまでの道のり

国は決定。他にする事なんでしょか?

『オーストラリアに行きます!!』

 

はーい!いってらっしゃーい!

とは、簡単にはいきません。

色々と準備がありますよ。

 

まずは、ビザをとりましょう。

これは私の様な『自分では何もしたくない。なぜならできる気がしないから。』という人には大きな問題ではありません。

だって、代理店さんにやってもらう事ができるから。

自分でワーキングホリデーのビザを取る事は、難しい事ではありません。

学生ビザだって、がんばればとれます。

でも当時の私にはできなかった。

恥ずかしいですけど、言います。

『自力ではできないと思った』と。

なので、例の留学センターの坂田さんにすべてやってもらいました。

あっという間にとれたし、ちゃんとやってくれて問題もなかった。

んですけど、ここで一つ問題があります。

ビザを取る前にパスポートをチェックしましょう。

これにはマジでやられたの。しかも空港で出発日に。

パスポートとビザはくっついています。

なので、パスポートを変更したらちゃんとビザとくっつける必要があったんです。

そんな事は知らなかった~。

まあ、これはあとの話。

 

そう。だから、ビザを取る前にパスポートを確認しないといけません。

私はワーホリに行く前にパスポートを変更しました。

まだ期限は切れてなかったけど、ワーホリに2年目というものが存在している事を知って、できるだけ長くいられるように、出国直前に新しい10年のパスポートを申請したの。

本当に何もわからない私は、オーストラリアでパスポートを更新できるとかも知らなかったし、調べる事すらしなかった。

こっちにいる間にそのパスポートが切れて、一度更新しています。

その時はとっても感慨深かったな~。

 

パスポートやビザについては、時間がかかる可能性があるので、早めに準備をするべし!です。

何がおこるかわかんないし、それが自分の責任じゃない事もある。

その時に泣いても怒っても取り返しはつかないんです。

それも含めて自分の責任。

そう思えるようになるには時間がかかったな。特に海外では本当にそういう事が

多くてイライラしっぱなしだった。

 

その他に必要なものはなんでしょうか?

それはお金です。

なんか、夢も希望もない感じで申し訳ない。

とは言ってもやっぱりお金があった方が、ないより絶対に絶対によいのです。

それと同じくして、英語力

これも絶対にあった方が、ないよりもいいものだと思う。

色々な人がいるし、実際お金がない状態で来てた子もいたけど。

私はここから、

『1か月10万貯金を目安にして、1年で100万貯めて1年後に行こう!』と決めました。

バイトしました。

掛け持ちもした。昼働いて、夜も働いた。

深夜勤務のコールセンターで働いていて、周りにもたくさん海外を目指している人がいた。

しかも、夜中って暇な時があるんです。夜中の3時とかくらいかな。

そんな時には、英語の参考書を持って行って勉強してました。

私が勉強していたのは、

ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本』

という本でした。たくさん英語の本を読もう!って書いてあって、シリーズの本が出てたの。

とにかくたくさん本を読む。まずは幼児向けの本を読むところから始めよう。

って書いてあって、チャーリーとチョコレート工場を読んでたんです。

そしたら映画になったからとってもびっくりした。うれしかった。

このビッグファットキャットシリーズは、勉強というよりは楽しんで読んでいた。

それと、単語の勉強はDUOを受験の時から使っていて、例文で単語を覚える!みたいな。

家出のドリッピーも母が買ってて、それを聞いたり(結局最後までは聞けてないから結末がわかんないけど)もしてて。

大人になってから、自分のお金で英会話教室に通った事もありました。

でも結局続かなくて。

高いしさ~。しかもなんか、つまんないんだもん。

変な話、他のたいして上手じゃない(つまり自分のレベルの)生徒の英語を聞いてもお金の無駄だな~って思ってしまって。

でも、めっちゃ少人数とか一対一とかにすると、高いんですわ。

だから続けられなかった。

インターネットで話すみたいのもやってみたけど、結局自分のペースで勉強する系はマジで向いてない。こういうのができる人はお金が節約できると思うな。

むりやり教室に行く。行かないといけないから、宿題をする。

みたいのが自分には向いてます。ていうか、それしかできない。

 

あと、留学センターで無料の英会話が何回かついてたの。

それはいつも一対一で、とても役に立ちました。

でも先生はオーストラリア人じゃなかったから不思議だよね。今思うと。

自信をつけるのは、絶対に一対一ですよ。

私みたいに、シャイなくせして見た目がシャイじゃない人は特にね。見栄をはってしまってあんまり馬鹿な質問とかできないし。

そのくせ優等生面して、自分のばんが来るとそつなくこなしちゃうから結局なんか不完全燃焼になっちゃうの。

下手でも馬鹿でもガンガン行ける人は大人数のクラスもおすすめできます。

先生は結局さ、質問する人に目を向けないといけないじゃないですか。どんなに『あほやなこいつ』と思ってもね。

 

でも、衝撃的な事がありました。

その先生の一人が、亡くなってしまったの。

どこか島国から来てて、肌の浅黒い素敵な女性だったの。まだ若かった。

交通事故に巻き込まれてしまったんだそうです。

坂田さんが落ち込んでいて、とてもかわいそうだった。

でも宗教の関係で、遺体を燃やす事ができないから、その遺体をどうするかっていう事でもめてたと思う。

結局どうなったのかな。燃やさないで、飛行機で輸送をするにはとってもお金がかかるんですって。

こういう事もあるんだなと思いました。

海外でなくてもそうだけど、人はいつか死んでしまう。

でもそれが海外で、という事もあるんだと痛感させられた事件でした。

 

それはともかく。

一生懸命にバイトをしてお金をためて、英語も勉強して、ビザとパスポートも取得して、あとは何でしょうか?

荷造りです。

これ、本当につらいのよ。

だいっきらい。

得意な人もいると思います。でも私は泣きながらやった。

何をもっていって、なにがいらないとかわかんないし。

今となっては、こっちで何でも買えます!と言えるけど、当時は日本にはあってもこっちにはないものはたくさんありました。

でも、それもこっちに来てから知りました。

だからさ~、荷造りは難しい。としか言えんのよ。

荷物の制限とか全然調べてなかったし、新しいスーツケースとかバックパックとか色々買ったりして、とにかく詰めれるだけ詰めておいたんだけど…。

空港についてから、重量オーバーすぎて荷ほどきさせられて、時間かかりすぎてもう少しでフライトのがす所でしたわ。

これホントの話。

親が来てくれてて、もうお金払ってあげるから、このまま送りなさい!って言われて、段ボールいっぱいの荷物をホームステイ先に送ったんです。

1万円以上かかった記憶。本当に親不孝。

しかもたいしていらない物ばっかりでした。

賢い人は、荷物が一番少なくていいように、冬はあたたかい地域、夏は涼しい地域に移動したり、セカンドハンドを買ったり売ったりしてましたね。

そんな事も後から知った。

とりあえず世間知らずの私は、まあ片っ端から詰めて、新しいスーツケースもとても素敵な模様だったから選んだものの、激重。

スーツケース自体の重量が軽い事が重要だという事もその時初めて知りました。

今でも持ってます。あの思い出のスーツケース。

色々旅をしている中で割れてしまって、スーツケースとしては使用できないのですが、物入として今でもとってあるの。

色々なものを捨てたけど、これは何故か捨てられないの。

 

そうこうしているうちに、ホームステイ先が決定していました。

「サンシャインコーストっていう場所です。」

は?どこ?

ブリスベン空港の北の方です。」

は?それもどこ?

ブリスベンの南がゴールドコーストです。」

お!!聞いた事ある!!

 

私は、まあまあ英語ができたので(もちろんぺらぺらでは全然なかった)、日本人の少ない場所に行って更に英語を伸ばした方がいいという判断からサンシャインコーストという場所になりました。

と、言われました。

日本人がたくさんいるゴールドコーストにも支店があって、そこは英語力に自信のないお客さんにおすすめしています。

てな訳で、まあ本当かどうかわかりませんが、決まったところに行きましょう。

若い夫婦とちびちゃんが二人、大きい犬。そしてビーチが家の裏。

超ホームステイちっく!!!!最高!!!

でも死ぬほど緊張!!!

みたいな。

 

ちなみに、航空券の手配も留学センターさんがやってくれて、もう本当に私は何もする事なく、ちゃくちゃくと出発の日が近づいておりました。

 

ここで一つ落とし穴ね。

海外に1年(もしくは2年)行く!!ってなると、お別れ会とか、最後にあっとこう的な会が増えます。

それがね、落とし穴。ここで折角がんばって作ったお金を無駄にしないで!!

お餞別をもらうのはいいけど、飲み会につぐ飲み会。は、やめましょう

帰ってくるし。多分。

そして、『いいな~。遊びに行くね~。』という人は、断りましょう

日本の延長線上にある留学だと、気持ちがゆるむよ。

まあ、そうは言ってもみんな来ないけどね!

この12年で、本当に来てくれた友達って2人しかいないもん。

 

最後に、日本の国民票とか、その他もろもろの手続きもちゃんと面倒がらずにしておきましょう。

まあ後からでもできるけど、なんか親に迷惑かけちゃったな~と私は思っていて。

『あっちに住めたらいいな』ってぶっちゃけ思ってたけど、でも絶対にやってやるぜ!というのは、失敗したら怖いから、なんか保険かけて、いろいろ親に甘えてましたね。

本当に親不孝!!しつこいけど!!

かじれるすねがあるうちはかじれ!とは言いますが(言いませんか?)、本当にごめんねです。

 

これで準備は整いました!!

それでは、いよいよマジで出発です!!!

 マジですよ!!やばいよ!!